最近つぎのステップへの決断をするというできごとがあって、それはおおむね希望の方が大きいことだった。
七つの丘の町、リスボン。すばらしいパノラマを約束する、七つの丘の展望台。その上一面に、高く、低くつらなる、色とりどりの家々。それが、リスボンだ。フェルナンド・ペソア
関空を発ち、ヘルシンキに向かう機上にいる。大阪の夜景がみるみる遠ざかり、故郷の風景や家族の顔が浮かんで胸を締め付ける感傷に少し涙ぐんでしまう。時折、わたしは自分がいつまでも大人になれない子どものように感じる。
何を書くか考えているうちに季刊発行になってしまいそうだ。だからあまり考えずに推敲なしでいきます。とても脈絡がない。
このうつくしい季節の中にずっと閉じ込められてしまいたい気がする。たとえこれから数十年の月日が流れ去っても、わたしの2023年の秋は一葉の絵葉書のようになって、この場所に堆積する記憶の一層として、発光し続けるだろう。このところ、場所は記憶をとど…
■1月後半ぐらいから断続的に体調不良が続いている。突然熱がでたり、夜眠れないことがある。仕事は突如繁忙期になり息をつくひまもなく、わたしは重い身体と精神を自らの枷にしながら、欧州の暗い冬の底に沈んでいた。
■土曜日。10時頃まで惰眠を貪ったのち、運動をしようと思い立ってランニングシューズに履きかえた。
ブラチスラヴァから、長距離列車に乗ってブダペストに移動した。
昨年の秋にスペインに居をうつしてから、仕事の休みを使っていくつかの周辺諸国に旅をした。
アンネの日記を初めて手にしたのは小学生のときだった。